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心の命ずるままに
自然に・・・そして少ぉし輝いて・・・
2010-08-15 Sun 20:52
1008生きる喜び

卓上四季 ( 北海道新聞8月12日朝刊 )

生まれた直後に、見知らぬ世界とつながる大切な役割を担ってくれたのは唇と口だ。
誰しも、お母さんのおっぱいや哺乳瓶にむしゃぶりついて、不安な心を落ち着かせた
のではないだろうか。

札幌市西区の阿部俊明さん(62)が口に筆をくわえて絵や詩を描くようになったのは
15年前の交通事故がきっかけだった。 当時、根室管内中標津町で魚屋さんをしてい
た阿部さんは市場に向かう途中で交通事故に遭い、首から下の身体機能を失った。

言葉では表しえない感情の奔流に襲われたことだろう。 阿部さんは、野の花や野鳥
など身近な命を見つめ、口を使って一筆一筆、息を止めて水彩画を描くことで世界と
自己との関係を築き直してきた。

「 生きる喜び絵筆にこめて第3集 」 ( 北海道新聞社 ) が刊行された。
8年前の第1集は筆遣いが初々しい。 6年前の第2集には自信がうかがえる。
第3集。 線は繊細さを増す。 濃密に彩色サクランボのみずみずしさには驚かされる。

タッチが細かくなったのには訳がある。 体の硬直が進んだため、長い線を引くのが
難しくなった。 阿部さんは 「 もっといい絵を 」 と語る。 寄り添い、支えてきた妻の
直子さん(59)は、 「 いまのままで十分。 無理をしないで 」 と気遣う。

夫婦の深い愛が、胸打つ多くの作品を紡ぎ出している。
今日から、さっぽろ東急百貨店で個展を開く。

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第10回 阿部俊明詩画展 ~生きる喜び絵筆にこめて~
     「 自然に・・・そして少ぉし輝いて・・・ 」


昔元気だった頃 不自由な人 寝たきりの人を見て あんなになったら
人生終わりだなぁと、思っていましたが、私がそんな姿になり 終わり
どころか人生折返しの始まりになりました。

車イス生活15年も過ぎそろそろ独り立ちしなければならない年齢に
なるのですが、年年体調も厳しく周りに手間をさらに取らせるように
なってまいりました。 今迄毎日が精一杯で、脇見もせず生きてきた
気が致します。

追われる事なく、突っ走る事なく、でも少ぉし自分にプレッシャーをかけ
ながら昔とは違う いつもその時々の身の丈に合った生き方、そんな
生活が出きたら良いかな・・・と今ここにきて、そんな思いがいたします。

此の度念願でありました第三集目の詩画集を出していただきました。
以前の第一集、第二集と共に ひとりでも多くの方に見ていただけたら
嬉しく思います。

本日 ここにこの日を迎えられました事、足をお運び下さいました皆様
関係各位様に心より厚くお礼申しあげます 有りがとうございました。
                                  阿部俊明

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阿部俊明さん

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制作途中の作品 ( ガクアジサイ )

第10回 阿部俊明詩画展 ~ 生きる喜び絵筆にこめて ~
     「 自然に・・・そして少ぉし輝いて・・・ 」
 日時 : 2010年8月12日(木)~18日(水)
      午前10時~午後8時(最終日午後5時まで)
 会場 : さっぽろ東急百貨店 5階 美術画廊
      札幌市中央区北4条西2丁目


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生きる喜び絵筆にこめて
2009-08-14 Fri 20:50
0908阿部詩画展2

今日は、ほとんど人の居ない職場で仕事をしていたのですが、少しの間、抜け出して
ここにやってきました。 昨年も来たこの場所に・・・・・

0908阿部詩画展

筆を口にくわえて絵を描くということが、どれほど大変なことか・・・当たり前のことが、
当たり前にできないときの辛さが、どれほどのものか私には想像もつきません。

0908阿部詩画展5

このような試練の結果、信じられないほど緻密で素晴らしい絵が生まれたということ
は奇跡に近いと思います。

0908阿部詩画展3

この不幸な出来事のあと播かれた種がようやく花をつけ、実がなろうとしているよう
に思えます。 「 ピンチはチャンス 」 なのですね・・・・・・

0908阿部詩画展4

「 昔も今も ピンチはチャンス ! 」

先日散車に行った帰り 近所の方から “ 顔色も良くとってもお元気そうですねぇ ”
と声を掛けて戴きました。
この街でも すれちがいの方が たまぁに声をかけて下さり “ あぁ少しは札幌の人間
になってきたのかなぁ ” と嬉しくなります。

重度身体障がい者一種一級 要介護度5 こんな私が 今こんなに充実して 幸せに
毎日を過ごしています。
この春 体も硬く調子の悪い日が続いていた頃 “ 気分転換に行ってみませんか ”
とケアマネージャーに声を掛けて頂いた 通所リハビリ。

私ははじめてのその日から 生れて何度目かの運命的な出逢いを感じました。
赤い糸でたぐり寄せられるように出逢ったリハビリの先生。
なぜか どこか今迄とは違う何かを私の体が感じていました。
週に一度通ってリハビリを受けています。

最近お天気もパッとせず 雨が降ったり風が強かったり ようやく出掛けたと思ったら
待望のカルガモの親子に逢えず でもそのかわりに初めて出逢っためずらしい花を
しっかり写真に納めて これがうまく描けたらラッキー。 小さな事ですが 今の私には
日々のこんな事が最高の幸運です。

大きな事か 小さな事か 人生こんな事のくり返し。
ピンチを乗り越えるも チャンスをつかむのも 生き方 考え方 次第ですね。
糖尿病や少しとび出た痔 たまに出逢う厳しい言葉にもへこたれる事なく生きていけ
そうです。

世間一般に二八と云われるお盆の最中。 だからこそ 今だからこその再会 そして
新たな出逢いに “ ピンチはチャンス ”。
今年もこんなすばらしい きょうが迎えられた事 皆様方と共に この幸運を分ち合いた
いと思います。

本日足をお運び下さり お声を掛けて戴きました事
心より感謝し厚くお礼を申し上げます。
次回又皆様とお元気でお逢い出来ますように
         有りがとうございました。
                                         阿部俊明

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第9回 阿部俊明詩画展 ~ 生きる喜び絵筆にこめて ~
 日時 : 2009年8月13日(木)~19日(水)
      午前10時~午後8時(最終日午後5時まで)
 会場 : さっぽろ東急百貨店 5階 美術画廊
      札幌市中央区北4条西2丁目


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スベテノモノニ カンシャ
2009-05-15 Fri 21:11
以前、夕張の清水沢学園 「 手織り工房レラ 」 の方の 「 さをり織り 」 を紹介したこと
で、知り合うことになった石田隆二さんが福祉施設を定年退職をされたとのことです。
そして、これを機にブログの続編ができましたので、新しいサイトの最初の文章を載せ
させていただきます。

この方のブログは、福祉の最前線で実際に直面する問題を扱っていて、私のブログ
と比べると内容が非常に濃くて、正直恥ずかしい気持ちになってしまいます。

そうは言っても、石田隆二さんと同じ立場に今のところなれない “ 将来は分かりませ
んが ” 私としては、これからも様々な状況下で健気 ( けなげ ) に頑張っている方を
少しでも応援していきたいと思っています。

そして、すべてのものに感謝できる謙虚で素直な心を持ちたいですね。
例えば、美しく感動的な動植物の姿を通して・・・・・

なお、このブログは左のリンク欄にありますので、ぜひご欄ください。

スベテノモノニ カンシャ ( 石田隆二さんのブログより )
「 夕張の知的な支援を必要とする仲間たち 」 の続編


夕張に昭和55年12月に来て以来、知的なしょうがいを持った仲間たちと一緒に生活
をしてきました。 その間、北炭新鉱の爆発や三菱大夕張炭鉱の閉山など社会的な
大きな出来事も出会いました。

そして、炭鉱離職者の受け皿を 「 観光 」 という産業に移り変わりましたが、3年前に
夕張市が財政破綻し多くの市民、そして友人たちがこの夕張から去っていきました。
社会の大きな変革の中にあっても、約30年の間 夕張の仲間たちと一緒に過ごした
こと、この貴重な体験は私の宝物であります。

私を成長させてくれたのは、実は夕張の仲間たちです。 私の先生と言っても過言で
はありません。 知的なしょうがいがあるから支援・援助しなければならないというの
は反対で、 「 人間として未形成なおまえさんがフラフラしないように付き合っているん
だ。 」 ということの方が正しいと思います。

そして、夕張の街にこだわって暮らすことで、何かを伝えれば。
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新しい風、新しい景色
2008-09-21 Sun 19:09
0809阿部10

昨年に引き続いて、今年もこの場にやって来ました。
13年前に交通事故で両手足が不自由になった阿部俊明さん・・・・・・
その絶望の縁から這い上がらせたのは、口に絵筆をくわえながら描いた水彩画
と詩でした。

0809阿部13

これらの詩画は、単にテクニック的な評価をするのではなくて、 “ 魂 ” の叫びを
感じることができます。 ひとつの線、ひとつの点が描き込まれるエネルギーは想像
以上です。



そして、言葉 ( 詩 ) のひとつひとつが、とても重たい・・・・・

0809阿部11

上は、この場に掲示されていた挨拶文ですが、
私は、これまで“ 涙に色が有る ” とは知りませんでした。
また、“ 小さな穴へおし込められたり、暗やみの穴へ入れられ、身動きひとつ出きなかっ
たり、動かない手や足をナタで もぎ取られる夢 ” をみたことはありませんし、逆に、感動
の涙、感謝の涙、幸せの涙を流すこともありません。 このように考えると、現在の阿部
俊明さんは、真っ暗闇の中から、幸せのバラ色の涙と光をようやくつかんだということの
ようです。

0809阿部12

北海道新聞より

交通事故で両手足が不自由になった札幌市西区の阿部俊明さん ( 60 ) が、口に
絵筆をくわえながら描いた水彩画の個展が18日、さっぽろ東急百貨店 「 美術画廊 」
で始まった。
阿部さんは1995年、根室管内中標津町で交通事故に遭い、97年から口を使って絵
を描くようになった。 8回目となる今回の個展は 「 新しい風、新しい景色 」 がテーマ
で、新作を中心に60点を展示している、ハナショウブやシマフクロウといった自然を題
材にした作品は、細密な筆運びが来場者を驚かせる。 中でも、自宅から望む雪化粧
した三角山を描いた作品は3カ月がかりの力作。 「 目が疲れるので、1日に2時間の
作業が限界でした 」 と話す。 「 息を止めながら一筆ずつ重ねて描いた雰囲気を味わ
ってほしい 」 と阿部さん。 24日まで。

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