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心の命ずるままに
エゾヒグマ
2010-10-21 Thu 20:37
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私の自宅の近所でも出没することのある動物。 身近にいながら、その生態をあまり知ら
ない動物。 それが、ヒグマです。 上のようなフォーラムが開かれて、この動物との共存
を考えようとする取り組みも始まっていて、円山動物園にも、今年2月に 「 エゾヒグマ館 」
ができました。

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円山動物園 「 エゾヒグマ館 」 のとわ ( 2008年1月生 )

ホッキョクグマと比較すると、大変地味な存在です・・・同じクマなのに。
しかし、ホッキョクグマとヒグマは分類学的にとても近く、互いに交配して生殖能力のある
子孫を残せるとのことです。 そして、肉食のホッキョクグマに対して、ヒグマはこの体に
似合わない食生活をしているようです。 

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「 ヒグマ 」 ファイル ( 編集・文 : 札幌市定山渓自然の村 主任指導員 大阪義臣 ) より
  ※ 「 エゾヒグマ館 」 に置いています。


クマは、動物分類としては 「 食肉目 」 という仲間に入ります。
というからには、いつも 「 お肉 」 を食べているか? 決してそうではないようです。
季節にそって 「 食 」 を見てみましょう。

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まず、冬眠中ですが、飲まず食わずのまま過ごし排泄もしません。 おしっこは体の中に
ある膀胱や腎臓で再吸収し、ウンチはお尻に留糞 ( とめふん ) というかたいウンチが
詰まったままで、冬眠が明けたときにそのかたいウンチを出します。 なので、冬眠穴の
中は、清潔に保たれています。

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そして、いよいよ、春になり、飲まず食わずのまま冬眠穴から外に出たときは、やはり
おなかもすいていることでしょう。 春の雪解け、うららかな日の光がまぶしくなる頃、
まだ雪下にある前の年に落ちた木の実 ( ドングリなど ) を掘り出して食べたり、
雪解けの早い川沿いに芽吹いたふきのとうなどの植物などを食べ少しずつ栄養を
つけていきます。

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中には、越冬できなく死んでしまったエゾシカを見つけるクマもいて、このようなクマは
その肉を食べることもあります。 ただ、ほとんどは植物系の食べ物が多いようです。

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さらに、春の季節が進み雪も溶け、新緑の季節になったら、フキやイラクサ、ミズバショウ
やザゼンソウなどの植物をモリモリ食べます。

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夏になれば、大きくなったフキやオオウバユリ、オオハナウドの根を掘って食べたりします。
暖かくなって昆虫の活動が活発になると朽木や石の裏に巣を作っているアリの巣を暴い
て食べたり、木の下から這い出てくるセミを食べたりします。

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秋は、木の実がなりコクワやヤマブドウ、ドングリなどの栄養があるものがたくさん実り
ます。 冬眠前のクマもその栄養を体に蓄えるため、さらにモリモリ食べます。
あわせて、鮭が遡上する川の近くに棲んでいるクマはより栄養のある食べ物として鮭や
鮭のお腹にあるイクラを食べています。

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そして、皮下や内臓に充分脂肪を蓄え、11月~12月頃の冬眠に入ります。
冬眠直前には食べるのを少し控え体を整えて冬眠穴に入っていきます。

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以上、季節にそって代表的な食事メニューをあげてみましたが、一部、動物性のものも
ありますが、体格から考えると意外なことにそのほとんどは植物系の食べ物が多く、
雑食的な傾向が強いのです。

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